私とメガネくんの秘密のレッスン



運動音痴な私は
最上階にある図書館めざして
階段をかけ登る。




「ハァ ハァ………」



息切れも半端ない。


この時間って誰も居ないんだな…

すれ違う人も全くいない。


…って言うことは
それぐらい白石くんを
またせてしまってると言うわけで…




「………。」




うん!
かなりヤバイよね!



私は最後の階段を登りきり、
急いで図書館のドアを開ける。




だけど




「あ……れ?」



そこには誰も居なくて



「おかしいな…」



夕陽の光が差し込んだ、
薄暗い図書館で…


人の気配は感じられない。






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