私とメガネくんの秘密のレッスン



「聞いてますか?
 どう受けとれば良いんです?」



「え。」




どう言うこと?




「僕の良いように取っても
 良いってことですか?」



「えと……」




どんどん距離を詰めてくる白石くん。
私も一歩後ろへ下がるけど、
すぐ後ろは本棚があるだけで
すぐに私の逃げ場はなくなってしまった。



し…白石くん!



すると白石くんの長い腕が
私の顔の横に置かれて

距離も凄く近いところに彼は居る。




すぐ目の前には白石くんの顔。



こんな経験…
したことがない。




< 38 / 66 >

この作品をシェア

pagetop