私とメガネくんの秘密のレッスン
近すぎる!
む、無理!
私は恥ずかしさのあまり下を向いたけど…
「顔をあげて。」
耳元で囁く彼の声が、
私を刺激して
「…や、無理っ。」
「だったら無理にでも見させるよ?」
一気に顔に熱が集中する。
なのに
「………あっ!」
彼の白い綺麗な手が私の顎をとらえて
「……真っ赤じゃん。」
彼の本性が現れる。
ううう、
こういうときに出すのは反則だよ!
「ねぇ、何で真っ赤なの?
……もしかして
俺にドキドキしてんの?」
「ちっ、ちが」
「へぇ。
違うんだ?
だったら何でこんな真っ赤なわけ?」
だっ、
誰ですか!
このS気たっぷりなお方は!
「しっ、知らない!」
「言わないつもり?
素直に俺にドキドキしたって言えば?」
「違う…ったら!」
「強情。」
私の反応を楽しんでる白石くん。
く、悔しいいぃぃ!
反抗するように彼を睨んで見せたけど
「ばーか。
逆効果だっつーの。」
柔らかな感触が一瞬額に触れた。
ふわふわでぷにぷにな……
それが彼の唇だと気が付いた時には
すでに放されていて…
それと同時に私の心臓は
最高潮に動き出す。
「いっ、
今っ………キ、キスっっ!」
「お前が可愛いからだろ。
責任とれよ。」
「な、なんの責任?!
かっ、かわ…?!」
い、今可愛いって言った?!
「どうしてくれるんです?
ここまで僕をハマらせるだなんて
生意気以外の何者でもないですね。」
「はま…る?」