私とメガネくんの秘密のレッスン
はまるってなにに?!
白石くん…
楽しいゲームでもあったのかな?
「良かったね。
楽しそうで…
今度レッスンの合間に
私にもやらせてほしいな。」
「………。」
私も少しでも白石くんの興味を持つものを
知りたい…そう言うつもりで言ったのに…
当の本人は顔をひきつらせて
私を睨む。
え…ゲームじゃなかった?
「し…」
白石くんの名前を呼ぼうとしたけど
「……ハァ。
あなたはスーパーウルトラ鈍感女
なんですね。」
「へ?!」
ど、鈍感?!
それって私のこと?!
いや、私と白石くんしか居ないから
私のことだ!
自分を鈍感だなんて言う人がいるわけないし!
……でもなんで?
理解できない
そんな顔で白石くんを見上げれば…
「本当にたちが悪い……。」
どんどん呆れていく一方で
私はどんどんへこんでいく一方…