あなただけ。

プルル...プルル...プルル....
やっぱ忙しいよね、出るわけ...「はい。」
っ!出た!!

“あの〜、もしもし?...”

「は、はいっ」

“枢木ですけど....”

「あ、えっと...」

“ふふふ....お前変わってないな”

「えっ?」

“えっ?って...そういうとこもだな。
まぁ、久しぶりだな、楓”

「う、うん!久しぶり!」

“楓...ごめんな?”

「えっ?なんで?」

“だって約束してただろ?
必ず連絡する、だから待ってろって...”

「い、いいの!忙しかったんでしょ?」

“んー。そうでもないな。
帰ってきたらすぐ寝てるしな。”

「あたしもだよ...眠いし疲れてるし。」

“そうだよな。
なぁ、電話で話すのもあれだし....
今から会えないか?
久しぶりにお前の顔が見たい...。”

「え!?い、いいけど、どこで?」

“そうだなぁ...
とりあえずお前の家に行くから!”

「あ、あたしの家!?い、いいけど...。」

“じゃ、急いで行くから待ってて”

「わ、わかった!」

“それじゃ、あとで!” (プツッ)


どうしよーーーっ!
ヤバイよ!部屋片付けなきゃ!

あぁもう!
こんなことになるなら
普段から片付けておけばよかったぁ。
片付けるところいっぱいありすぎ...。

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