私のイジワル王子様
「望くーん!おはよう♡」

教室に入ればたくさんの女の子が群がってくる

「今日ね、みんなでカラオケ行くんだけど三人も行かない〜?」

甘ったるい香水に濃ゆい化粧
わかりやすく開いた胸元と上目遣い…

はっきり言って、うざい。

「ごめんね、僕はパス」

にっこり笑顔で答えれば、
顔を赤く染めながら残念そうにする。

「え〜、陽太くんと洸大くんは?」

おいおい、今度は陽太達かよ…
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