私のイジワル王子様

真冬side

「何なのよ!あのバカ男…」

いきなり教室から連れ出され、
何言い出すかと思ったら俺と付き合ってよ!?

本当にあり得ない…

だいたい、素の時と作ってる時の差よ!

「でも、あの笑顔は好き…かも」

浮かんだのは素で笑う顔で…
無邪気な子供みたいで可愛かった。

「って、騙されちゃ駄目だ」
頭をぶんぶん振り考え直す。

彼女のふり…か。

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