私のイジワル王子様
「きゃー!おめでとう〜♡」

抱き着いてくるゆめに心が痛む。
ごめんね、ゆめ…

「お昼は質問攻めするからね!」

予鈴が鳴りゆめが離れていく

「やっぱり、女子はこえーな」

…そう言えば、前の席は小森くんだった。

「面倒な事に巻き込まないでよ!何で私が小森くんの彼女に…」

「望!望って呼んでよ。俺は、真冬って呼ぶから」

「!!!!うるさい…」
初めて呼ばれた名前にドキドキする。
絶対こんな奴!好きになんてならないから!!
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