私のイジワル王子様
「で、どっちからなの!?」

予定通り、私はゆめの質問攻めにあってる…

「え〜と…こも…望からかな」

「わ!もう望って呼んでるし」

「あいつが呼べって…」

「でもさ、小森くんの彼女だよ。真冬凄すぎ!!」

確かに小森くんは、本当にモテる。
ルックス、運動神経、頭脳と…
完璧だ。性格が良かったらの話だけど。

「小森くんファンも多いもんね〜、気をつけないと!」

「ちょっと私、トイレ…」
ゆめとの会話が息苦しくなり、逃げてしまった。
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