私のイジワル王子様
「遅いし!馬鹿!」

「ごめんって」

真冬が仁王立ちで睨みつけてくる。

「女の子待たせるとかあり得ない」

「お前、女だっけ?」

ムカつく!なんて、言いながら俺の背中を叩いてくる。
ベンチに座り、隣の真冬をちらっと覗く

真っ白な肌にクリッとした目が際立つナチュラルメイク
ショートボブが似合い、背が低い。

あー、可愛いな〜。

なんてガン見していると…

「何見てんの!」
真っ赤な顔で俺を睨みつけてくる。
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