私のイジワル王子様
下駄箱に行けば、ゴミや紙くずがたくさん詰め込まれてる

ご丁寧に、ブスや別れろ、消えろなんてメッセージつきだ。

「不釣合いだって、自分が一番分かってるよ」

ぽつりと呟き、紙くずを見つめる。

望に言うべきかな…

でも、本当の彼女じゃないし迷惑をかけたくないし。

私が我慢すれば…!!!

なんて思ったけど、次の日もそのまた次の日も
嫌がらせはエスカレートしていく一方だった。
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