私のイジワル王子様
「ねえ、いつまで嘘のカップル続けるの?」

「そうだな〜…」

望の腕の中から解放されたかと思うと
今度は向き合うように肩を掴まれる。

グッと顔を近づけてきて…

「真冬が俺の事好きになるまで、かな?」

ニヤリと笑う。

「すっ、好きになるわけないし!!!」

私は慌てて立ち上がり屋上から逃げ帰った。
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