私のイジワル王子様
「誰かいんのか…?」

小森くんが窓から覗きこんでくる。

「げ、坂下…」

だるそうな顔をし、私を見下ろす
こんな顔でも綺麗……

じゃ、なくて!!!

小森くんはいつも優しくて、
にっこり笑顔で…爽やかな男の子で…

「さっきの聞いてたのかよ?」

こんな人じゃない…!!!

「失礼しました〜」
にっこり笑顔でその場から脱出しようとしたが
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