私のイジワル王子様
バシャ!!!!

「え…?陽太くん?」

間一髪、真冬ちゃんにかかるのは防げた

「ごめんね、少しかかっちゃったね」
腕の中にいる真冬ちゃんを強く抱きしめる。

「そ…曽根くん、違うの…」
先輩達が顔を真っ青にして俺を見る

「何が違うんだよ。先輩達、望のファンでしょ?」

「小森くんにはっ、言わないで!!」
泣きながら訴えてくるも、
そんなもので俺の怒りが鎮まらず

「さっさ失せろよ。二度と真冬ちゃんに手出すなよ」

先輩達は泣いたり悔しそうにしながら去っていった。

「真冬ちゃん、もう行ったよ」

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