私のイジワル王子様
いつもと同じ昼休み、いつもの真冬との時間

屋上の階段を上れば、いつもと同じで
遅い俺を仁王立ちで待つ真冬

俺が先に来たことあったっけ…

「女の子待たすなんて本当にあり得ない」

頬を膨らませて怒る真冬を愛しく思う

「どうしたの?」
俺を覗き込んでくる顔に胸が苦しくなる

「お前さー、陽太に告白されたんだろ?」

「え、いや…」
陽太の名前を出すと真っ赤になる

いつか廊下でみた陽太と歩く真冬は
すごく楽しそうに笑ってた。

「真冬、3ヶ月間かな?俺に付き合わせて悪かったな」

「どういう…こと?」
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