終わった恋、始まる愛



ん.....?


ここはどこ、?


まぶしいよ.....








.....




って!


今何時!?!?







と、恐る恐る時計に目をやると





「ぎゃあー!」





うっそ!まじ!?






7時45分!?




ヤバい!



二人が来ちゃう!!!






と、鏡を見ると、





「いやあああああ!?!!?!!!」




目が.....





目が腫れてパンパンになってる!




いつもの半分ぐらいし開いていない目.....







ホラーだ..........







急いで保冷剤を当てる。





仕方なく、朝御飯は諦めて制服に着替える。






着替え終わって、鏡を見ると、いくらかましになっていた。





一重は脱出した!



二重に戻りつつある目をみてホッと息をつく。







そろそろ二人が来る.....




どんな顔して会えばいいかな.....



隼人くんはともかく、問題はみぃちゃんだよね.....





そのとき、




ピーンポーン





































.....来た









はぁ、出来れば会いたくない。








しかし、出ないわけにもいかず








ガチャッ








「おはよう!!!」


「はよ」








いつもの3割増しで元気なみぃちゃんと、いつもどうりの隼人くん。








「お、はよ」










歩き出す







その間みぃちゃんと隼人くんは仲良さげに歩いている。








.....ねえ、みぃちゃん。



私の目が腫れてること分かってるよね?



ねえ、隼人くん。





貴方はなにもきずいてないのかな。


だって、あなたはみぃちゃんの事しか見てないもんね。







あぁ。ふざけてる。なにもかもふざけてる。






こんなのおかしいじゃない?







ろくにしゃべらないまま学校につく。








「じゃあね」




いつもはそのまま喋るのに、みぃちゃんの方から離れる。






はは、わざとらしすぎだよー




そのままあっという間に放課後になる。







「はやとくーん!、みぃちゃーん!かーえろ!」











「あ.....ご、ごめんね、今日は二人とも委員会の仕事があって帰れないんだ.....」







(あはは)






下手なうそ。






委員の仕事なんてないんでしょ。







でも、そこはあわせてあげる。








「あぁーそぉなんだぁー。じゃあぁー、仕方ないねぇー?」









とびっきり嫌みな声で返事をする。






「じゃあねぇー?」










(ムカツクムカツクむかつくムカツクムカツクむかつく)


















その日から、みぃちゃんはやりすぎってくらい私を避けだした。









私の怒りは最高潮に達した。










避けられ続けて三日目.....そろそろ我慢できない。







放課後、一人で帰ろうとすると、みぃちゃんが話しかけてきた。








「一緒に帰らない.....?」










私はちょっと、ビックリしたけどOKすることにした。











「いいよ」











そう言ったものの、





「.....」

「.....」










超気まずい。









そう思っていると、









「ねぇ」








みぃちゃんが話しかけてきた。








「何?」



「明日からも一緒に帰れる日は一緒に帰ろうね」








(は?!)









何コイツ、と思っていると









「今までは委員の仕事とかが忙しくて一緒に帰れなかったけど、これからは帰れる日は一緒に帰ろうね」













(何この子)











そーんなへったくそなウソで今まで
のことをごまかせるとでも思った?





たかがそんなちゃちなウソでごまかせると思ってたなら、あんた凄く失礼人だね。












(ほんっとワケわかんない。何で、こんな子を親友なんかと思ったのかな)










もうその頃から私はみぃちゃんの事を親友と見れなくなっていた。






ただ私のなかで、怒りの源になっていた。













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