約束の空
病名
「マミにプレゼントがあるんだけど」
終業式の日の朝、英梨はもじもじしながら私のところへ歩いてきた。
綾香も何かを知っているのだろうか?
少し顔をほころばせていた。
「え、何?」
英梨は小さな紙切れを私に渡した。
その紙には、誰かのメールアドレスが丁寧な字で書かれてあった。
「竹内くんのアドレスだよ。
マミ、喜ぶかと思って聞いてきたんだ」
2人の優しさに、私は思わず涙しそうになった。
綾香は私の頭を優しく撫でた。
「でも、アドレス聞いてきたかわりに、してほしいことがあるの。
あたしたち性格悪くてごめんね?」
綾香の表情が、だんだんと曇ってゆく。
「どうしたの?」
私がそうきくと、綾香は遠くを見つめながら言った。
「病院に行ってもらいたいの」
衝撃の一言に、私は言葉を失った。
何で…私が?
そんな気持ちで私の頭の中はいっぱいだった。
終業式の日の朝、英梨はもじもじしながら私のところへ歩いてきた。
綾香も何かを知っているのだろうか?
少し顔をほころばせていた。
「え、何?」
英梨は小さな紙切れを私に渡した。
その紙には、誰かのメールアドレスが丁寧な字で書かれてあった。
「竹内くんのアドレスだよ。
マミ、喜ぶかと思って聞いてきたんだ」
2人の優しさに、私は思わず涙しそうになった。
綾香は私の頭を優しく撫でた。
「でも、アドレス聞いてきたかわりに、してほしいことがあるの。
あたしたち性格悪くてごめんね?」
綾香の表情が、だんだんと曇ってゆく。
「どうしたの?」
私がそうきくと、綾香は遠くを見つめながら言った。
「病院に行ってもらいたいの」
衝撃の一言に、私は言葉を失った。
何で…私が?
そんな気持ちで私の頭の中はいっぱいだった。