それでも、恋がしたい。
きぃ)奥さん、お菓子作りする人だったんだね!
けぃ)あ…うん、、、時々作ってくれてたな…

答えた時の彼の寂しそうな顔を見て、
私は、ハッとした。
思い出させてしまった。

きぃ)ご、ごめんなさい。
けぃ)え?なんで、急に謝るの?
きぃ)だって、、寂しそうな顔したから。。。

しゅんとした、私を見て、
彼は少し微笑むと、軽くギュウをしてくれた。

けぃ)大丈夫。きぃがいてくれるから。
寂しくない。今凄く幸せだよ。

その言葉が素直に嬉しかった。

料理が出来た。キッチンカウンターの横にあるダイニングテーブルに、向かい合わせて座り、お揃いで買った、タンブラーにビールを注いだ。

けぃ)今日は来てくれてありがとう!
ご飯まで作ってもらって、幸せです!
きぃ)こちらこそ二人で過ごす時間を作ってくれてありがとう!!
私もしあわせです!!

乾杯

けぃ)あ!美味しいね!
凄く美味しいよ!!
きぃ)ありがと!嬉しい!!

私は、旦那にご飯を作っても、美味しいって一言を言われたことがなかったので、
とても嬉しかった。

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