それでも、恋がしたい。

きぃ）お疲れ様でした。
お先に失礼しまぁす。
職場の人）あ、お疲れ様ァ！

ドキドキ。
緊張、不安、期待。
訳わからないくらい我を失ってた。

スマホを開くと、
ラインが一件。

けぃ）着いてるよ。
スーパーの看板の足元に車停めてます。
黒のアクオス。
終わったら、連絡ちょうだい。

私は、とりあえず、
身なりとか、化粧とかを直したくて
職場のすぐ隣のスーパーのお手洗いに。

もう、独り言が止まらない（笑）

きぃ）あー。緊張するぅ。らしくないくらいぃーー。あー。あーーーははは。

なんて。独り言が絶えずに口から出る。

私は、結婚してから初めて
旦那以外の異性と出逢う。
独身の時とは違う、凄く緊張していた。

きぃ）よぉし!!

気合いを入れて、お手洗いを出る。
彼に電話をかけた。

きぃ）もしもし。終わりましたぁ！
けぃ）お疲れ様。もう近くにいる？
きぃ）今向かってます。…あ、わかったかも？車が。。
けぃ）あ、、見えたかも（笑）降りようか？
きぃ）や、助手席に乗っていいならそのまますんなり乗りますよ？いいですか？
けぃ）うん、いいよ。

ヒョイ。
助手席側の窓から運転席を覗き込む。
そこには、ニコッと笑った彼がいた。

ガチャ。
ひぃ）お邪魔しまぁす。
けぃ）どうぞぉ。

……………………。（笑）

沈黙のあと、私が先にふふっと笑った。

けぃ）どうしたの？急に笑って？
きぃ）や、、ホントに来てるからさ（笑）
けぃ）え？きたらダメだったの？
きぃ）いえ、嬉しいです！
けぃ）ゆっくり二人で話せるトコに行きたいんだけど、？ホテルって近くにある？
きぃ）はい。

私の案内で、
そこから一番近いラブホテルに向かった。

内心、ヤりたいだけなのかも？
と、思った。でも、来てくれたんだし、
いいかーとか、テキトーに考えていた。

ラブホテル到着。

緊張は、ますます高まっていた。
結婚してから以来だから、
３年はここへは来ていない。

中に入って、一人がけのソファーに
緊張隠せずに私は座った。