それでも、恋がしたい。
けぃ)はぁーー久々に、
長距離運転したァ!

彼は、わざとらしくため息をついて
ベッドに倒れ込んだ。

きぃ)ごめんなさい。
無理させちゃいましたね、、、。

ちょっと、緊張気味に私は喋った。

けぃ)ウソ。意地悪言ってごめん。
長距離運転慣れっこだから大丈夫だよ。
それより、なんで、そんなに
緊張してるの??(笑)
こっちにおいでよーーー♪(笑)

なんか、電話の感じと違う。
もっと彼も緊張してくるのかと
思ってたのに。

きぃ)意外ですね。
あまり緊張してないみたいですね?

私も緊張の中で、
精一杯の意地悪を言ってみた。
そしたら、彼は。。

けぃ)こっちに、おいで。

私をベッドに呼んだ。
私は、なるべく緊張を隠して、慣れてるかのようにベッドに座った。

きぃ)なに?
けぃ)仕事、お疲れ様。まあ、休もうよ。
きぃ)うん?

私は、彼の隣に距離をとって寝転がった。しかも彼に背中を向けて。

けぃ)緊張してる?
きぃ)……うん。なんか、イメージと違う。
けぃ)えっ!?

彼は、
私の言葉にホントに驚いたようだった。

けぃ)イメージと違うとは…?

彼が恐る恐る私に聞いてくる。

きぃ)や、えっと、悪い意味ではなくて!
なんか、もっと緊張してくるかと思ってて、、私ばっかり緊張しちゃっててカッコ悪いなーって思ってて、、で!?

緊張からか、とめどなく喋ってた私を、
彼が後ろから急に抱きしめてきた。

けぃ)緊張、、してないと思ったの?
ほら……

彼は、私の耳を、自分の胸に当てた。

ドキドキドキドキドキドキドキドキ…

ものすごく早い鼓動。

きぃ)…緊張してるの?
けぃ)うん…!!

私は、そんな、恥ずかしそうな彼を見て
少しだけ安心した。

それから、そのままの状態で
たわいもない話をしていた。
急に彼が、ギュッとしてきた。

きぃ)ど、どうしたの、?
少し驚いて、彼に聞いた。
たわいもない話をしているうちに少しだけ慣れて、向き合っていた。
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