おいしいチェリーのいただきかた☆
  
このペースじゃキスに辿り着くのもいつになるやら。
 
ここんとこ無理強いせず、小宮の成長を見守ってるあたしだけど。
 
たまにどうしようもなく焦れったくなる。
 
いっそ押し倒しちゃろうか……とか思っちゃったり。
 
でも休火山じゃどうしようもないもんね。

 
 
うぅっ……思い出すと落ち込む。
 
甲斐性なしっ。小宮の甲斐性なし野郎~~っ!
 
 
 
キッと数席向こうに座る小宮の横顔を睨んだ。
 
そんなあたしの視線なんて全く気付くワケない小宮なんだけど。この優等生め。
 
 
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