おいしいチェリーのいただきかた☆
「ひゃっ! ぶつかるかと思った!」
「ぶつかったら治療代請求すっぞ」
「え~。どこのヤクザもんよソレ~」
軽い冗談に応えて笑いあう。
「ね、ナオ知らない?」
「グラウンドでサッカーしてたな。アイツになんか用か?」
「エッチな雑誌持ってるかな~と思って」
「ああ、アイツなら腐るほど……。ってお前が見んのか?」
訊かれて思わず口を滑らせた。
「ううん、あたしじゃなくて小宮……あっ、なんでもないっ!」
ヤバイヤバイ。
あたしがやってるコトがバレちゃう。
慌てて口をつぐんだ。