おいしいチェリーのいただきかた☆
  
「ん……気持ちイイ?」
  
上体をずらして、潤んだ瞳を覗き込む。
  
「あたしにもして……」
 
「ム……リ。も……ちから、はいらな……から……」
 
 
弱すぎだよ小宮。もう……。
 
 
ま、どうせ小宮は休火山だし。
 
エッチなんてできないもんねどうせ……。
 
 
………………。
 
 
あれ?
 
 
その時、気付いた。
 
 
あたしの足に触れてるモノ。
 
 
小宮の足に絡みつかせたあたしの足は、腿が、小宮のコカンにちょうど当たってて。
 
 
気のせいかもしれないけど。
 
 
……ちょっぴり、固いような……。
 
 
 
………………。
 
 
 
「もしかして、ムラッてきてる? 小宮」
 
「えっ……。そ、そんなこと……」
 
 
あ。
 
今、ちょっと動いた。
 
 
慌てて否定する小宮の顔をじっと見る。
 
 
あたしから目を逸らそうと必死の小宮。
 
視界に入ろうと目を追いかけたら、ぎゅっと瞼を閉じてしまう。
 
 
も、もしかして図星……?
 
 
 
小宮があたしにムラムラしてくれてる!?
 
 
 
 
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