おいしいチェリーのいただきかた☆
風呂上りの小宮の体は仄かに上気してすんごいセクシーだった。微かに石鹸の香りもする。
部活で少し筋肉もついたみたいで、以前より胸板が厚くなった。
腕も、足も、ちょっとだけ固くなったみたい。
「だっ、ダメだよっ! そんな恰好でひっつかないで比奈さんっ!」
「だってぇ~。小宮ったら奥手すぎるんだもん。やっぱあたしから積極的に行かないと~」
言いながら薄っすら汗ばむ胸板に頬擦りをする。
チュッと音を立ててキスもしてみた。
「ひっ!」
ビクンッとすくみ上がった小宮はシンクから手を離し、床に尻餅をついた。
そして後ろ手にずりずり逃げようとする。
以前はあたしが抱きついたら完全に固まっちゃってたのに、随分動けるようになったもんだよね。
あたしは一旦しがみついてた腕を離し、四つんばいになって小宮を追いかけた。
あたしの体が離れるとスピードアップし、必死に逃げようとする小宮。
ムリムリ。ここは狭いんだってば。
ほどなく小宮の背中は壁に当たって止まる。
もう逃げ場はない。