おいしいチェリーのいただきかた☆
――なんだろう、この気持ち。
小宮が欲しい。でも言葉にすると何かが違う。
うまく言えないけど違う。
今まで何人もとエッチしてきた。
自分から求めたこともあった。
抱かれる夜はなんだかホッとして。
楽しくて気持ちよくて、あったかくて――だからそれだけでいいと思ってた。
温もりをくれるのは、誰でもいいと思ってたんだ。
なのに――――
小宮の温もりは、どこか特別。
他の誰よりもずっとずっと気持ちいい。
心の底からポカポカして、ふわふわする。その中には、くすぐったいほどの甘酸っぱさが――
サクランボを食べたみたいな甘酸っぱさが、あたしを包んでくれるんだ。
このふわふわは、何なのかな――