おいしいチェリーのいただきかた☆
  
「せめて手くらいは繋ごうよ。ホラ」
 
小宮が飛びのく前に、無理矢理手を掴んだ。
 
ほっそい指。でも長くてキレイ。
 
 
 
「ひっ、比奈さんっ!」
 
 
小宮は慌てて振りほどこうとする。
 
でもあたしは頑として離さなかった。
 
 
両手で小宮の左手をがっしと掴み、自分の胸元に引き寄せる。
 
 
 
あ、別に乳触らせようとしてるわけじゃないからね、言っとくけど。
 
自然と小宮の体が近くなって、真正面に小宮の顔が来る。
 
  
 
緊張で、ガチガチに固まってる顔だった。
  
 
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