おいしいチェリーのいただきかた☆
そっか。服装のこと、やっぱ、ちょっぴり気にしてたんだ。
じゃあしょうがないか。
でももうちょっとデート続けたかったのに残念。
服なんてもう気にならないのに……。
なんとなく釈然としないながらも、小宮の後についていく。
こうして午後から始まったデートは、夜に突入することなく終わった。
ビミョーなデート。
家に着いた途端、楽しかったのかイマイチだったのか、微妙なカンジのデートだったな~、と顎に指を当てて考えてみた。
エッチが目的のはずなのに、な~んかやる気が感じられないし。
普通なら、もう二度とデートしようとは思わないかもしんない。
だけど――――
なんでだろう。
もっと、小宮と話してみたい。
何故かそう思ってるあたしがいた。