おいしいチェリーのいただきかた☆
「うん、ちょっと訊きたいことがあるんだ。いいかな?」
「いいよー。なんでも訊いて」
にこっと笑いながら答えると、彼女達はほっとしたような顔になった。
う~ん。まだまだ打ち解けてないな~。
あたし、普段怖い顔してるわけでも、キツイこと言ってるわけでもない。
どちらかというと気さくな方だと思ってるんだけど、何故かクラスの女子からはちょっと敬遠されている。
派手だからかな? よくわかんない。
「比奈ー。ジュース買ってきたげるよ。何がいい?」
あたしを待ってくれてた麻美がすぐに終わらない雰囲気を感じ取ったのか、そう言ってくれた。
さすが心友と書いてトモ。
ビタミンウォーターを頼んでクラスの女子に向き直る。
浮かした腰はまた椅子に逆戻り。