課長、ちゃんとしてください。
「……は? なんでクラッカーなんてものが出てくるんですか? この流れで」






「うわ~お! ジェネレーションギャップ~」







課長は「オーマイガッ」と両手を挙げ、楽しそうにからからと笑った。







―――まったく意味が分からない。




本当に、この人は宇宙人だ。





どういう思考回路をしているのか、100年かかってもあたしには理解できない気がする。





まあ、理解する気もないけど。





どうせ、仕事上だけでの付き合いだし、そのうちどちらかが異動になって、二度と直接接することもなくなるだろう。







あたしは大きな溜め息を吐き出した。







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