課長、ちゃんとしてください。
「………で、本題は何なんですか?」
「ふふ~、それはね~………」
課長が、ごほん、と咳払いをして。
しゅっと右手を挙げ、敬礼のポーズをとる。
「慰安旅行に、行こうと思いまぁ~す♪」
「「「いっ、慰安旅行……!?」」」
みんなの驚きの声が重なる。
うちの部署では、これまで一度も、そんなものに行ったことがなかった。
前の課長のときは、みんな上司と一緒に旅行なんて、っていう雰囲気だったし。
「えへへー、グッドアイディアでしょ~?
やっぱりほら~、学生なら修学旅行、社会人なら慰安旅行だよね~♪」
課長は得意げにそんなことを言っているが、なにが「やっぱり」なのか意味不明だ。
「ふふ~、それはね~………」
課長が、ごほん、と咳払いをして。
しゅっと右手を挙げ、敬礼のポーズをとる。
「慰安旅行に、行こうと思いまぁ~す♪」
「「「いっ、慰安旅行……!?」」」
みんなの驚きの声が重なる。
うちの部署では、これまで一度も、そんなものに行ったことがなかった。
前の課長のときは、みんな上司と一緒に旅行なんて、っていう雰囲気だったし。
「えへへー、グッドアイディアでしょ~?
やっぱりほら~、学生なら修学旅行、社会人なら慰安旅行だよね~♪」
課長は得意げにそんなことを言っているが、なにが「やっぱり」なのか意味不明だ。