王子様にご注意を。



「じゃあさ〜、毎日弁当一緒に食ってくれるなら、弁当交換してやってもいいよ」


毎日とか絶対断られるだろうな〜とは思ったけど。

それでも何か、もっと近づきたいって思ったんだ。


「え?!ん〜〜…柚がいいって言うなら…でも柚とあたしじゃ涼男1人だし……でも涼のお弁当美味しいし…」


……ん?


これは、もしかしてイケる?


「俺が男友達1人連れてくればいいって事?」


「あ、そっか!それなら問題無いね!あと柚にも聞かなきゃだけど…」


まじかよ…!!


「んじゃ〜、北条にも聞いてて、俺も1人連れてくるし」


「うん!やった、涼のお弁当〜♩」



そう言いながら嬉しそうに笑う未妃は本当に可愛くて、不覚にもドキッとした。


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