(続編)キスより先なんてさせない
「小林さん、おめでとうございます。2700gの元気な男の子です」

看護士さんがニコッと笑っていた。

「ありがとうございます」

俺は、看護士さんに頭を下げて陽菜の所に行った。

陽菜は、赤ちゃんを抱いてた。

「陽菜、よく頑張ったな」

俺は、そう言って陽菜の手を握った。

「健太が居てくれたから頑張られたんだよ。それよりやっぱ男の子だったね。名前、何でしょう? 」

陽菜……

「康太? 」

俺は、言った。

「違うよ。私の陽菜の陽を取ってと健太の太を取って陽太。言い名前でしょ? 」

陽菜の陽菜の陽を取って俺の太を取って陽太?

何かすげぇ、感動する。

俺が陽太のパパになるなんてな。

「俺も陽太を抱っこしていいか? 」

「もちろん。でも、優しくしてあげないと行けないよ。パパ」

何か“パパ”っていい響きだな。

「パパですよ」

俺は、陽太を抱っこした。

「何か健太って親バカになりそう」

隣に居る陽菜が笑いがら言った。

「おう、なるかもな」

すると陽太は、笑った。

その笑顔は、太陽見たいだった。

だからやっぱ“陽太”って言う名前、似合うな。

何かすげぇな。

小さな命が誕生して。

何かこうゆうのって温かくていいな。

あれからまた、数ヶ月経った。

俺は、陽太が可愛くて仕方なくて毎日、遊んでやった。

陽向には、“親バカ”ってよく言われるけど……

でも、俺はこの小さな命を大切にしたい。

ずっと陽菜や陽太を幸せにしてあげたい。

早く陽太に“パパ”って呼ばれたいな~。

だから早く陽太に“パパ”って呼ばれるまで俺は、待ち続けるよ。

~●番外編end●~
< 22 / 23 >

この作品をシェア

pagetop