(続編)キスより先なんてさせない
取り合えず、陽菜がよくなってよかった……

俺は、ホッと胸を撫で下ろした。

放課後―

ガラ―

「陽菜ー」

俺は、いつも通り陽菜のクラスに行った。

すると陽菜は、居なかった。

おかしいな……

いつもなら教室に居るのに……

「ああ、健太君。陽菜なら誰かに呼ばれて屋上に行ったよ。もしかして陽菜に告白してるかも」

可奈ちゃんが言った。

陽菜に告白?

「可奈ちゃん、ありがとう」

俺は、急いで屋上に行った。

ガラ―

俺は、ちょっとドアを開けて見た。

えっ……?

俺は、信じられない光景を見た。

陽菜と杉本がキスしてる所―

何で?

だって陽菜は、他のやつにキスされるの嫌って言ったじゃん。

それに陽菜は、俺にキスするのダメって言ったじゃん。

なのに何で杉本にキス、してるんだよ……?

意味、分からねぇよ……

俺は、急いで階段を下りて帰った。

何でなんだよ……

俺は、ずっとさっきの光景を思い出して胸が痛かった。

陽菜は、浮気なんかするはずないのに……

もしかして俺が昨日、キスなんかしたから嫌いになったのか?

それとも杉本を好きになったのか?

なぁ、陽菜。

どっちなんだよ?

教えてくれよ……陽菜……

俺は、家に帰って1人部屋に篭ってベットに寝転んだ。
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