kiss of lilyー先生との甘い関係ー
夏
タイピング・64×75
あれ以来、週に一回水樹先生の研究室に遊びに行くことがわたしの日課に加わった。
かしこまった口調が変わるのに、そう時間はかからなかった。わたしは自然と敬語を使わなくなり、先生の口調もくだけてきた。
・・・
流れるように打つ…
「どうした?」
じっと先生の手元を見てたら、首を傾げられた。
「速いわ…」
「え? あぁ、タイピングか」
「一分に何打くらい打てるの?」
「僕は620打くらいだ」
「一秒に13回!?」
テーブルに張り付いてキーをみてたが、飛び起きた。
「まぁ長い時間タイピングをしてそれを分や秒で割っているわけだから、打ち始めてすぐその速度にはならないが」
「速い…そして間違えないんだからすごい…」
「もっと速い人はいくらでもいる」
「それ以上はみんな一緒くたよ」
わたしは立ち上がってコーヒーを手にした。
かしこまった口調が変わるのに、そう時間はかからなかった。わたしは自然と敬語を使わなくなり、先生の口調もくだけてきた。
・・・
流れるように打つ…
「どうした?」
じっと先生の手元を見てたら、首を傾げられた。
「速いわ…」
「え? あぁ、タイピングか」
「一分に何打くらい打てるの?」
「僕は620打くらいだ」
「一秒に13回!?」
テーブルに張り付いてキーをみてたが、飛び起きた。
「まぁ長い時間タイピングをしてそれを分や秒で割っているわけだから、打ち始めてすぐその速度にはならないが」
「速い…そして間違えないんだからすごい…」
「もっと速い人はいくらでもいる」
「それ以上はみんな一緒くたよ」
わたしは立ち上がってコーヒーを手にした。