出会いと別れの季節
そんななか、人一倍目立っていたのが
ユウカだった。
アイラインが目じりまでくっきりひかれていて
マスカラでクリンとした長いまつげ、
そして、大きな可愛らしい目。
肌も透き通るように白く、
金髪の長い髪は、くるくるに巻かれていた。
スカート丈は私と変わらないくらい短くて
とても元気で明るくて初対面なのに
優しく話しかけてくれたのが、印象的だった。
「藤満 優華っていいまぁす!よろしく★
えっとぉ、アミちゃんやっけぇ??アド教えてやっ」
「う、うん!ええよん♪」
愛らしい外見とは裏腹に、声が少し低めで
ハスキーなのに驚いた。
そして、私はケータイをスカートのポケットから取り出して
ユウカにアドレスを教えた。
赤外線で私のアドレスを受け取るなり、
ユウカは、大きなタレ目を更にタレ目にして微笑んだ。
「また、メールするからっ!返事返してなぁ」
「おっけーおっけー★」