出会いと別れの季節

私は急いで寝癖だらけの髪をセットし、


パジャマから制服に着替えて、


洗面所で数分、用を済ませて、


おばあちゃんが焼いていたトースト1枚を半分だけ口に


つめこんで、


カバンを手にローファーを履いた。


そして、勢いよくドアを開ければ


ユウマの優しい笑顔。



ずるいなぁ、もう。



私も笑顔であいさつした。


「お、おはよ。」


「おう。」



< 39 / 75 >

この作品をシェア

pagetop