出会いと別れの季節

「用があったから電話したんでしょ?」


私は口角をくいっと上げて言った。


ユウマは、電話のむこうで黙り込んでいる。


「・・・なんなんよ、どうしたん??」



不安げに言う私にユウマはちょっとした沈黙を残してつぶやいた。


「お前の声が聞きたなっただけや・・・」



・・・!!



嬉しさのあまり、興奮のあまり、



私の目には涙がぶわっと溢れ出す。



心臓が締め付けられるように痛み出し、


それに負けないようにトクンと鼓動が響いてくる。









なんでそんなことゆうんよ・・・
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