あい、君。
彼女の方は顔を赤く染めて、小さな声で
「…ありがとぉございます…」
と呟いた。
「そういえば名前はなんていうの?」
僕が聞くと、
「篠瀬茉智。…あんたは?」
「米沢奏斗。よろしく。」
「よーし、カラオケにいくか!!!」
「おー!!!」
こうして、他クラスの篠瀬さんを含む僕たちはカラオケに向かった。
その間、篠瀬さんはクラスの女子に色々いじられていた。
最初は冷たい態度に苛々しているのかと思ったが、今では笑顔も見せている。
それに安心を覚えたのと同時にキュンと胸の高鳴りを覚えるわけで…。
うーん、狙ってないよな、この女…(笑)