あい、君。
いたい!!
いたいよ!!!
僕そんな早死にするほど悪いことしたかな!?
せっかくこれから花の高校生活送ろうってのに…
開始早々三ページ目で事故って死ぬ!?
意味がわからないよ!
「…ちょっと」
なんだよ!
僕にはそんな返答に付き合ってる暇はないんだよ!
「起きてるんでしょ。
さっさと起きなさいよ。」
は!?
なに言ってんだこいつ!
こんなにいたいの…に…………って…あれ?
「さっさと起きなさいよ。」
ドサッ
……いたくない…。
「って、顔に鞄落とされたほうが痛いって!」
僕は、自動車に突き飛ばされたと思って自転車から落ちたであろう体をゆっくり起こした。
多少体がズキズキするが、問題は無さそうだ。