君は俺のもの



いつもは芹那がいるから近寄ってこない女も

こうやってバイト終わりを狙ってやってくる






正直この女のことも振り払ってやりたい勢い

でも

―中3の頃の記憶が頭の奥に蘇る







血に染まった床

叫び声をあげる人々

鳴り響くサイレン

みんなが俺を責める







だからオレは この手を振り払えない―












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