君は俺のもの



それだけ言うと女をおいて店を出る




そしてすぐさまポケットからケータイを取り出すと

あいつに電話をかける


プルルルル…

長く続いた呼び出し音




そして


『はい・・・』



やっとでた、、



「おい、今から行く。腹立つ」


それだけ言って電話を切った







あいつは 俺がどれだけだらしなくても

どれだけ冷たくしても

どんな俺を見ても 『愛してる』と呟くようなやつ





だからおれはあいつの愛に甘えてる―








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