君は俺のもの
俺の目を見て感じ取ったのか
「えっ、でも次の授業わたしも...」
そこまでいって黙り込む芹那
そして
「ううん!なんでもない! んじゃあとで届けるね♪」
そういって笑う
きっとこいつも次の時間は数学なんだろうな
いや、ていうか知ってる
基本 おなじ割合だから。
でも わかってる
――芹那はかならず俺を優先するって
いつでもそうだから。
芹那 を夜中に飛び出した時も 必ず来てくれてる
友達と話し合ってる時も呼ぶと必ず俺を見てくれる
自分が困っていても絶対に俺を優先する
だから俺も安心しきってる