君は俺のもの
海斗 side
海斗 side
--------------------
「おはよ〜」 「おはよーう!」
そんな たくさんの人の声が飛び交ういつもの朝
廊下の角にある 芹那の教室 が見えた瞬間
俺はその一個手前の教室にはいる
「あっ! それじゃまた昼休みに!」
オレが曲がったことに気づいて声をかけてくる芹那を
軽く無視して 自分の席を目指す
「よっ! おはよ、海斗くん♪」
「うん」
席についた途端 話しかけてくるこの男は
同じクラスの 雅紀(まさき)
いつもハイテンションで正直何考えてるか分からない