君は俺のもの




ほらっ。

背中にあった体温が静かに俺から離れる―





そして

「わたし、トイレ行こっかな〜」

なんてわざとらしく走っていってしまう


一瞬 見えたあいつの目はすこし赤くて。。

やりすぎたかな なんてことおもう




でも雅紀はそんなあいつをみて



「お腹痛いのかな〜??

でもなんかちょっと怒ってたくない??


数学のノートどうなるんだろ」





なんて呑気に つぶやいてる










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