君は俺のもの
芹那side
芹那 side
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「あっ! それじゃ、また昼休みに!」
何も言わず 扉の奥に消えていく 海斗の背中に
それだけしか言えないわたし
『教室まで着いてきて!』
この言葉は 喉のすぐそこまででかかってる
それでも 言わない
言ったら……もし言ってしまったら
あなたはどう思いますか??
【うっとおしい女】 【めんどくさい女】
そう思われるのが怖くて
今日もわたしは 1人で教室へむかう―