君は俺のもの

芹那side


芹那 side


------------------------------








「あっ! それじゃ、また昼休みに!」





何も言わず 扉の奥に消えていく 海斗の背中に

それだけしか言えないわたし








『教室まで着いてきて!』

この言葉は 喉のすぐそこまででかかってる

それでも 言わない







言ったら……もし言ってしまったら

あなたはどう思いますか??






【うっとおしい女】 【めんどくさい女】



そう思われるのが怖くて

今日もわたしは 1人で教室へむかう―


















< 7 / 161 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop