君は俺のもの


力のない声は 誰にも聞こえない―






思わずつよく握り締めた右手



―クシャッ



手の中の紙切れが音を立てる



開くと そこには 電話番号と名前がのってる




「翔(しょう) ??」




まったくだれかもわからない

でも なぜか ケータイを取り出すわたしがいた――







< 70 / 161 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop