君は俺のもの
「あっ!あそこにポスターがある!
記念に撮っていこーぜ!」
「わっ!ちょっと!」
子供みたいにはしゃいだ翔くんが
わたしの腕を引っ張りポスターの前に連れ出す
外に置かれたポスターは映画館のはしっこ
誰にも気づかれないように貼られてるみたい、、
「俺のケータイでとるよ?」
「うん!」
カシャッ
「真っ暗じゃん(笑) なんも見えないよ(笑)」
「うわー、ほんとだ・・・」
外が暗すぎて ポスターだけ危うく映ってるくらい
「どうする?」
翔くんは完全に悩んじゃってる(笑)
「もういいじゃん!また撮りに来よーよ!」
もうすっかり落ち込んじゃってる翔くんの肩をたたく
―なんか、可愛い(笑)