君は俺のもの



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「あはは(笑) 翔くんほんとおもしろいね(笑)」



もうすっかり仲良くなった芹那ちゃんは床に転げ回るほど笑ってる


時間は11時45分

夜中のテンションというものなのか・・・





そして 急に ふと 寂しそうな目になった芹那ちゃん



「ねぇ、翔くん・・・」



さっきまでの楽しそうな声とは裏腹の悲しい声

―守ってあげたい

そう思えるような。。


「ん?」



だから俺は優しく聞き返す

俺は芹那ちゃんの話を聞いてあげれる―




「わたしさ、翔くんと友達になれてよかった



実はさ、前から名前だけ翔くんのこと知ってたんだ

海斗に渡された紙には 翔 しか書いてなくて

分からなかったけど 名字、 山本 でしょ?

それだけ知ってた(笑)」





「え!!? なんで?」




「噂だよ(笑) 翔くんイケメンだから

それに優しくておもしろくて頭良くて

完璧だって。 海斗とおなじくらい人気らしいよ?」



「っ//」



まさか自分がそんな風に思われてたなんて知らなくて

言葉がつまる


やべ、恥ずかしい//笑




「あはは(笑) やっぱり鈍感なんだね(笑)

噂どーりだよ(笑)」



そういって一通り笑った芹那ちゃんは

また泣きそうな顔になる












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