君は俺のもの




そのとき


プルルルル‥‥


ケータイの着信音が夜空にひろがる




「あ、、」



もうこの時点でわかる

だれからの電話か、なんて‥‥


プルルルル‥‥


「出ないの?」



鳴り続けるケータイ


翔くんが不思議そうな顔で私を見てくるから

わたしは心の準備をしてケータイを取り出す






「はい・・・」



『おい、行くから。腹立つ』


ブチッ ツーツー‥‥



それだけ言うとすぐに切れた電話



「だれから?」






「海斗から・・・ 」










< 98 / 161 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop