君は俺のもの
そのとき
プルルルル‥‥
ケータイの着信音が夜空にひろがる
「あ、、」
もうこの時点でわかる
だれからの電話か、なんて‥‥
プルルルル‥‥
「出ないの?」
鳴り続けるケータイ
翔くんが不思議そうな顔で私を見てくるから
わたしは心の準備をしてケータイを取り出す
「はい・・・」
『おい、行くから。腹立つ』
ブチッ ツーツー‥‥
それだけ言うとすぐに切れた電話
「だれから?」
「海斗から・・・ 」