君とあたしの永遠の約束
でも、カラオケだよね?


まぁ、歌わなくても大丈夫だよね。



...たぶん。



とにかくいろいろ気になって、午後の授業は全くといって身が入らなかった。



6時間が終わった瞬間、3人は一目散に教室を出た。



「そういえば葵、部活は?」



ふと気になって聞いてみた。


部活を休むことの少ない葵だけど...


「あー、サボっちゃった!」



「え、いいの?」


「部活なんかよりも男探しの方が大事だからね〜」



さすがだ。



バスケ馬鹿の葵なのに。



駅前のカラオケで先輩たちと待ち合わせになっているらしい。



学校からそんなに遠くないため、わりと早く着いた。


先輩たちは自転車を停めてカラオケ店の前に集まっていた。


「すみません、遅くなって」



沙耶が慌てて走った。



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